ホムペ会員限定・ホームページ作成ノウハウ集

インターネット広告の考え方

  • インターネット広告とは何ですか?また、どんな種類がありますか?

 

  • キーワード広告とは何でしょうか?

 

  • キーワード広告について、詳しく教えてください。

 

  • キーワード広告を出すときのポイントを教えてください。

チラシや新聞広告のようにな従来の広告手段に対して、電子メールやホームページを利用した広告の事を「インターネット広告」と呼びます。

 

しかしインターネット広告といってもかなりの種類があり、各広告手段によって、値段や効果にかなりの差があります。

 

まず最初は、弊社の経験から中小企業の経営者が比較的簡単に始められ、しかも効果を出しやすいと考えられる「キーワード広告」からやってみることをお勧めします。

キーワード広告とは、検索サイトで検索を行った時に表示される広告のことを言います。現在下記の2社が最大手としてサービスを提供しています。

 

  • Google社 アドワーズ広告
  • Overture社 スポンサードサーチ

通常のバナー広告と異なり、このキーワード広告は、「事前登録されたキーワード」が入力された時にだけ、広告文が表示されます

 

通常のバナー広告は、どんな人がそのページにアクセスしたかに関係なく、常に表示されます。そのため自分が狙っている顧客セグメントと全く関係のない人がアクセスして来たとしても、広告が表示されてしまいます。

 

例えば、「子供服」を販売しているお店の広告は、「子供服を探している人」に広告を見てもらいたいのですが、今までのネット広告では、その広告を誰が見ているか分かりませんでした。極端な話、「子供服」にほとんど関心のない「20代のサラリーマン」向けにその広告が表示されているかもしれないのです。

 

このケースだと、いくら広告費を払っても、その広告を見ているのが「子供服」に全く関心のない人たちですから、広告の効果はほとんど見込めません。

 

ところがこの「キーワード広告」では、「キーワード」を絞り込むことにより、自分の商材に興味がある人「だけ」に効果的に、広告を表示するように設定できるのです。

 

逆に、「スーツ」とか「紳士服」とかで検索された時には、その広告は表示されません。従って、「子供服というキーワード」を入力する人、すなわち「子供服に関心がある人」にだけ、効果的に広告を表示することができるのです。

 

この「キーワード広告」というのは、従来の広告で言うと「電話帳広告」が一番イメージに近いと思います。一方「バナー広告」は「新聞の3行広告」と言った所でしょうか。

 

新聞の3行広告は、誰がその新聞を読んでいるかにかかわらず、一律にその広告が掲載されます。

 

一方、電話帳広告では「業種の分類」毎に広告が表示されます。子供服の広告をするのであれば、「子供服」の業種欄に出稿すれば良く、「紳士服」とか、もちろん「精密機械」とか「パソコン教室」と言った、全く関係のない分類に出す必要はありません。

 

キーワード広告もこれと同じで、「自分のお客様が検索しそうなキーワード」に関してのみ広告を出稿すればよいのです。

 

ここでは、例としてGoogleのアドワーズ広告について、詳しくみていきましょう。

 

例えば、Googleの画面で「料金 ホームページ」というキーワード検索すると、画面右端のスポンサーと表示されているところに、アドワーズ広告が表示されます。

 

複数の広告が表示されていますが、それぞれの広告は

  • タイトル
  • 説明文
  • ホームページアドレス(URL)

から構成されています。そしてこの広告をクリックすると、広告出稿元のホームページが表示されます。

 

普通の検索では、検索結果の上位に表示されるとは限りませんが、このアドワーズ広告なら「広告費さえ払えば、確実に上位に表示されますから、手っ取り早くアクセスを増やしたい場合は効果的な方法です。

 

さて、このアドワーズ広告の広告費ですが、これは「表示される毎」に発生するのではなく、「クリックされる毎」に発生します。

 

通常のバナー広告では、クリックされてもされなくても、「表示される毎」に広告費が発生します。極端な話、1回も広告がクリックされず、あなたのホームページへのアクセスが0回だったとしても、広告費が請求されてしまうのです。

 

しかしアドワーズ広告では、何回表示されようが、クリックされない限り、広告費は発生しません。そのため無駄な広告費を払うことなく、効率的に広告を行うことができます。

 

それとアドワーズの素晴らしいところが、最低広告費は非常に安いことです。アドワーズでは、「1クリック=7円」から広告が可能です。

 

1クリック7円ですから、1,000アクセスでもたったの7千円です。一昔前の「クリック保障型」のバナー広告だと、1クリック70円くらいでしたから、その頃に比べると非常に安い費用で広告が行えるようになりました。

 

さて、先ほどの検索結果では、右端に複数の広告が掲載されていますが、この表示順位がどのようになっているかについてお話しましょう。

 

実はこの順位は「広告単価の高い順」に表示されています。

 

広告が1回クリックされる毎にカウントされる広告単位のことを「クリック単価」と呼びます。広告主は広告出稿を行う際に、自分の予算に合わせて、この「クリック単価」を申請します。

 

そして広告の表示順は、この申請されたクリック単価の高い順に表示されるのです。

 

例えば「ホームページ作成」というキーワードでは、

  • 1位表示の広告出稿者が申請しているクリック単価=約221円
  • 2位表示のクリック単価=約114円
  • 3位表示のクリック単価=約68円

という感じで、「高いクリック単価」を申請した人ほど、上位に表示されます。

 

このクリック単価は「人気のあるキーワード」の場合は高くなり、逆に「人気のないキーワード」の場合は安くなります。

 

例えば「カードローン」というキーワードの場合は、1位表示のクリック単価が「1,500円もします。そのため、1日に10アクセスもあると、それだけで「15,000円」の広告費がかかってしまいます。

 

一方「土佐犬」というキーワードでは、誰も広告を出していないので、クリック単価「7円」で広告出稿が可能です。もし土佐犬に関するグッズを販売しているサイトなら、10人のアクセスを獲得するのにわずか「70円」という訳です。

 

従って、競争の緩やかそうなキーワードを見つけて広告を出せば、広告費はかなり安くなります。

 

さて「クリック単価」に加えて、アドワーズ広告で大切なのが、「クリック率」です。このクリック率とは、広告の「表示回数」に対して「何回クリックされたか」を表す数値です。

 

例えば、先ほどの例で「ホームページ作成」というキーワードについて、「1,000回」検索が行われたとします。すると登録されている広告が「1,000回」表示されますが、この1,000回のうち、実際にその広告が「クリック」された回数が「50回」だったとしましょう。すると、

  • クリック率=50÷1000=5%

となります。

このクリック率は非常に重要で、クリック率が0.5%以下になってしまうと、広告の掲載がストップされます。

 

Googleとしては、クリックされないと広告費(=Googleの売上げ)をもらうことができません。せっかくの広告スペースですから、クリック率が高い(=Googleへの広告費用の支払いが発生する)広告に、優先的に広告スペースを割り当てたい訳です。

 

こうした理由から、クリック率が0.5%以下になってしまうと掲載がストップされてしまいます。

 

従って、アドワーズ広告を出稿する際には、なるべくクリック率を高くするように「魅力的な広告文」を用意することが必要になってきます。

 

一方、「クリック率が高い広告」には、大きなメリットがあります。

 

先ほど広告の掲載準備は「クリック単価の高い順」という話をしましたが、実は「クリック単価」だけではなく、「クリック率」を加味して表示順位が決定されます。

 

詳細なロジックは難しいので、簡略化してご説明すると、広告表示は

  • クリック単価 * クリック率

の多い順に表示されるのです。例えば、クリック単価「100円」で、クリック率が「1.0%」の広告は

  • 100 * 1%=1.0

一方、クリック単価「7円」で、クリック率「20%」の広告は

  • 7 * 20%=1.4

となりますが、後者の「1.4」の方が前者よりも大きいため、後者の「クリック単価7円」の広告の方が、前者の「クリック単価100円」の広告よりも上位に表示されます。

 

本当はもっと複雑なロジックなのですが、魅力的な広告文を用意してクリック率が高ければ、たとえクリック単価が低くても、広告の上位表示が可能になるのです。

 

アドワーズ広告を例にして、キーワード広告を出稿する際のポイントをご説明していきましょう。

 

アドワーズ広告に限らず、広告を出稿する場合、事前の検討が非常に重要です。広告のターゲット顧客、アピールポイント、キャッチコピー、と言った点を事前に十分に検討しないと、なかなか効果はあがりません。

 

アドワーズ広告も同じで、広告が成功するかどうかは、事前の準備で8割くらい決定します。

 

(1)ターゲット顧客の絞り込み

まず最初に考えなければいけないのは、「広告の対象とするお客様は誰か」という点です。自社の商品に興味を持って「くれそう」なお客様のイメージをなるべく具体的に考えましょう。

この段階で「具体的なお客様のイメージ」を持つことができると、次の「キーワードの洗い出し」がスムーズに行えます。

 

(2)キーワードの洗い出し

ターゲット顧客の絞り込みが終わった後は、そのお客様が検索しそうな「キーワード」の洗い出しを行います。

キーワードを検討する際には、Googleのアドワーズ広告で関連キーワードの情報を提供してくれます。

また、シソーラス辞典(http://www.gengokk.co.jp/thesaurus/)を利用するのも良いでしょう。

こうしたツールを使いながら、

  • 広告でターゲットとするお客様のイメージは?
  • そのお客様が検索で利用しそうなキーワードは?

という問いを繰り返しながら、広告出稿するキーワードを検討していく訳です。

 

(3)見出しと広告文

出稿するキーワードが決まったら、次は広告の文言を検討します。具体的には、広告のタイトル(見出し)と、広告の本文(広告テキスト)を考えるのです。

 

アドワーズ広告では、長さの制限があり、それぞれ1行の文字数を

  • 見出し :全角12文字以内
  • 広告テキスト :全角17文字以内

に収めなければいけませんので、注意しましょう。

 

さて、検索をした人は、この広告文に「チラッ」と目を走らせて、その広告をクリックするかどうかを決めます。従って検索した人にアピールできる、分かりやすい広告文にする必要があります。

 

この辺は「広告のテクニック」なので、商材や対象顧客によって、色々と工夫しなければいけないのですが、弊社の経験から、いくつかのポイントをお話いたします。

 

イ)検索のキーワードを必ず含める

キーワード広告を行う際の大原則が、「検索のキーワードを広告文に含める」ことです。

 

検索する人は、検索結果を見る時に、無意識に「自分の入力したキーワード」を探します。Googleの場合は、「検索結果欄」でそのキーワードを「太字」で表示しますから、検索者はそのキーワードを目で追っかけます。

 

このキーワードを太字にするのは、「検索の結果欄」だけでなく、「右側の広告欄」も同じです。そのため広告文にキーワードを含めると、該当箇所が太字で表示されます。

 

ロ)お客様のニーズ・悩みに応える

また、広告文を考える時は、「お客様は、どんなニーズや悩みを持っているか」という点を常に意識しましょう。

 

単純に「わが社の商品はすごいんですよ!」というような広告文では、なかなか反応は得られません。お客様の悩みやニーズを解決する「魅力的なキャッチコピー」を考えましょう。